2016年1月31日 【生活】  

父親の愚痴ばかり! そんな母親の心理と対処法とは?

愚痴悪口ばかり言う人は世の中に数多くいると思いますが、「母親」がそのタイプであるというケースが特に多いようです。そしてそんな母親に悩まされやすいのが長女!

親というのは、子どもに人間関係の大事さを教える立場であるはずなのに、なぜ悪口ばかり言えるのか!と憤りたくなりますよね。

 

そんな困った母親の心理と、対処法をお伝えします。

 

  愚痴・不満タイプに母親が多いのはなぜ?

「毒親」という言葉があるように、母と娘の関係は特に難しいとされています。同姓であるからこそ、娘を自分の分身のように扱いがちで、良かれと思ってすることが、結果的に娘の気持ちをコントロールすることになります。子どもの頃から、テストの点数が下がれば「バカ」呼ばわり、ちょっとしくじると凄い剣幕で怒り出す、ということもあったのではないでしょうか。本人は「あなたのため」などと思っていますが、子どもはだんだん、「自分の都合で怒っている」と分かってしまいます。

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小さい時からこのように子どもの気持ちを無視しているのですが、娘が大人になると、形を変えて、「愚痴の掃き溜め」にします。「娘だから言える」と思っているのでやっかいです。そういう人に限って、よそ様には本心をさらけだして付き合えないのです。

 

それはそうですよね。娘を愚痴の掃き溜めにするような人が、人の気持ちを考えて付き合えているとは到底思えません。なので、友だちもほとんどいません。

 

結果さみしい生活なのですが、それは自分のせいではなく、他の人たちが悪いからそうなったと考えます。

 

  そのような性格になる要因

「母親の幼児時代の環境がひどかった」というケースもあるかと思いますが、本人の持っている性質によるところが大きいようです。

 

  過度に敏感な気質である

  純粋(悪意なし)

  ネガティブ思考

  自分中心の幼稚な考え方

 

要因が①と②だけでしたら、繊細だけど思いやりのある優しい人になる可能性が高いです。そこに③と④が加わると、「自分のことしか考えない、愚痴っぽい人」になります。

 

③のネガティブ思考の場合、セロトニンという神経伝達物質の量が少ない、またはバランスが崩れていることに要因があると知られています。あなたのお母さんは、家にこもりがちで、運動をしなかったり、趣味がなかったりしませんか。するとストレスがたまりやすくなり、よけいにセロトニンを減らしてしまいます。

 

  「幼稚な考え方」ですが、本人の性格うんぬんより脳の障害であるケースが多いのです。

 

よそ様とは、深い付き合いでなければ隠すことができますが、その分深い関係になりにくいです。そして、身内である娘に「自分の感じる悪いこと」をはきだします。「あの人は、こういう気もちで行動したのね」なんて理解度がゼロなので、ひたすら相手が悪いことになってしまいます。

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◇母親への対処法

残念ながら、「変えよう」と思って成功したケースはあまりありません。

自身の体験ですが、長年同じ愚痴を言い続けた母親に何度も「あなたを不幸せな気分にさせているのは、他人ではなくあなた自身」であることを伝えましたが、無反応。非を認めるでもなく、言い返すでもなく...。心の中でスルーさせているのでしょうね。

 

しかし、この「無反応」は、母親の愚痴を撃退している結果であるということです。一番いけないのは、ノンストップで愚痴を言い続ける状態になってしまうこと。あなたも参ってしまいますし、母親も言いたい時にいつでも娘を利用するようになります。

 

ぶち切れて意見を言うのも良いのですが、本人は変わらないので、あなたの徒労に終わってしまいます。一番良いのは、「無視すること」。あなたが「愚痴を言えない人」になることです。そのために取る方法は...

 

  メールが来ても反応しない、返信しない、削除する

  話題を変える、「用事がある」と話の腰を折る

  自分が母と話したい時にだけ連絡をする(母と娘の本来の形です)

 

長女には、責任感が強く感受性豊かである人が多いので、つい不幸な母親を何とかしたいとがんばってしまいます。そういう人にこそ母親は悪口を言いやすいのです。

ここは、「母親のためだ」と思って、愚痴話を完全に無視しましょう。「愚痴を趣味にすること」をやめてもらうのですね。

 

あなたの毅然とした態度で、あなたの精神状態が保たれ、家族全体がもめることがなくなります。

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◆まとめ

「優しく娘を見守ってくれる母親だったらどんなに良かっただろう!」と誰しもが思うほど、母親への思いが強い私たち。現実がその間逆だったりすると、本当に悲しくなってしまいますね。

でも、その親に育てられたけれど、自分は人の気持ちを考えられるし、色々な人と悩みながらも関係を築けていることに気がつくと、楽しくやっていける気になりませんか。

たまたま母親そういう人だった、というだけ。そして、その言動が脳に関係するのであれば、母親自身どうすることもできないことなのです。「彼女の性格のせいではないのだ」「私に愛情がないからではないのだ」と思えば、母親を許すことができ、気が楽になりそうです。