炭酸水をご存じですか？私も恥ずかしながら、その存在を知ったのはここ一年くらいです。会社の同僚が毎日飲んでいて聞いたら、「ゲロルシュタイナーだよ」と、舌をかみそうな名前を教えてくれたのです。

その時は、「へええ」と目を丸くしたきりで終わった私が、炭酸水にはまるとは！

 

最初に始めたきっかけは、ダイエット目的でビール代わりに飲んだことでした。

 

実際、炭酸水は色々とメリットも多いのです！今回は、炭酸水の魅力についてご紹介します。

 

◇日本における炭酸水の歴史

日本で「炭酸水」というと、「ハイボールを作る割材」というイメージが長いこと定着していました。炭酸水が飲料として日常化したのは、実はここ最近なのです（私だけが知らなかったのではないのですね．．．ホッ）。

 

2010年に、アサヒ飲料が市販のペットボトル入りで炭酸水「ウィルキンソン」を売り出しました。割材としてだけではなく、飲料水として飲まれることを想定しての発売でした。

 

世の中は、ダイエットブームもあって、お茶や水入りのペットボトルが主流。しゅわっと爽快な刺激が味わえ、砂糖を使わない炭酸水はすんなりと受け入れられたのです。

 

ちなみに「ウィルキンソン」は日本在住の英国人の名前です。時代は明治。現在の兵庫県西宮市で、炭酸鉱泉を発見したかれは、在日欧米人向けに瓶詰で販売を始めました。そう、欧米では昔から炭酸水は日常的に飲まれていたのですね。

 

◇炭酸水を飲むメリットとは

砂糖を使わない炭酸水にはこんな特徴があります！

 

・カロリー０：カロリーを気にしないで飲めるのがうれしい♪

・酸性度が高くない：水よりは少し高いけれど、歯や骨などのカルシウムを溶かすほどの酸性度はないという報告がされています。

・塩分量が少ないか全くない：ラベルを見ると、ナトリウムが微量か全くないものが多いです。

・胃に良い影響がある：コーヒーやコーラなど刺激物を取り入れると腹痛が起こる方は、炭酸水も控えた方が無難です。そうでない人にとっては、胃の活性化がはかられ、便秘や消化不良の改善に効果があると考えられています。

・満腹感を感じる：気泡が胃の中で拡大するので、食べ過ぎ防止に◎

 

マイナス面は少なく、水分補給として気軽に取り入れられる飲料と言えそうです。

 

◇炭酸水の効果的な飲み方

水と同じで、がぶ飲みすると水太りしたり、心臓や腎臓に負担をかけてしまうことに。健康的＆効果的に飲みましょう。こんな飲み方がおすすめです。

 

1）ビール代わりに飲む

夕方や夜になるとビールが飲みたくなる！という方も多いのではないでしょうか。毎晩飲んでいると、お腹にダブンとついた肉に気づいてびっくり、ということも。カロリーや体型が気になる方に、炭酸水はおすすめ。のどごしはビールにそっくりですし、冷えた炭酸水を飲むことで気分がリフレッシュ！私もビール好きだったのですが、炭酸水のおかげで、夕方の「ビール飲みたい！」がなくなりました。

 

2）食前に飲む

お腹が空いていると、早食いをしてしまいますね。急いで食べることは、どか食いにつながります。脳に「満腹である」という指令が届く前に食べきってしまうからです。

炭酸水を事前にたっぷり飲んでおけば、空腹感を抑えられ、早食いを防ぐことができます。

 

3）入浴前や後に飲む

炭酸水には、血行促進の効果があります。飲んでからお風呂に入ると、より体が温まります。代謝が良くなるので、ダイエットにもなります。

 

4）寝る前に飲む

便秘がちな人におすすめなのが、夜寝る前の摂取です。寝ている間に胃がやさしく刺激され、朝にはすっきり。薬を飲むより健康的です。硬度の高い炭酸水がおすすめ。

 

血液の流れが良くなると、老廃物も流しやすくなるということになります。顔色が明るくなったり、体のむくみ、手足の冷えが改善されたりと良い効果が期待できます。

 

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。健康志向の高い欧米で昔から親しまれているだけあって、体に良い飲料であることは間違いなさそうです。

 

ただ、どの飲み物でも飲みすぎは禁物。水分補給に、リフレッシュに、体質改善に、美容に、楽しみながら長くつきあっていきたいですね。